蒼穹への扉
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キリ番11311 ざ・座談会

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ハートレイ 「街でちょっとしたイベントがあったんです。
ケーキをどれだけたくさん食べられるか、というものだったんですが」
リクシュ 「ケーキ…まさか、ルリアも出たの?」
ルリア 「まさか! ケーキはそんなにがつがつ食べるものじゃないでしょ。ゆっくりと1つ1つ味わうのがいいの。
第一、そんなに食べられないわよ、私」
クイント 「確かにな…」
スエレナ 「それにテキスが出場したんです」
リクシュ 「で、優勝しちゃったとか?」
テキス 「さすがに俺でもそこまではできなかったな。1位のヤツは30食ってたし」
ハートレイ 「――よくいいますよ。いい勝負だったじゃないですか」
ルリア 「私、びっくりしちゃったもの」
テキス 「あのなー…。いいか、真の酒飲みってのは、甘いものも辛いものも食べられなくちゃいけないんだ!」
ハートレイ 「何を突然…」
スエレナ 「全然関係ないじゃないですか」
テキス 「俺はな、「真の酒飲み」になるために日々精進を…」
ハートレイ 「何バカなこと言ってるんです。大体なんですか、その「甘いものも辛いものも」って」
テキス 「――作者の友人が、大学の先生から言われたんだと」
リクシュ 「へえ…すごいねえ、ルリア!」
クイント 「何を感心してるんだ、おまえは…」
ルリア 「そういうクイントはどうなの? 甘いものがすき?それとも辛いもの?」
クイント 「(考え込んでいる)――…」
リクシュ 「そんなに悩むこと?」
クイント 「うーん……わからん」
ルリア 「え?」
クイント 「別に辛いものだろうが、甘いものだろうが、食えればいい、ってのが本音だな」
リクシュ 「でも、あるでしょう? ケーキのほうがすき、とかスパイスたっぷりのお料理のほうがいい、とか」
クイント 「じゃあ…うまければいい」
ルリア 「またそんなことを……」
クイント 「いや、おれ、今までそんなこと考えたことなかったからな。
とりあえず食べられるもんは、何でも食べておけ、って感じだったから」
リクシュ 「クイント…」
クイント 「おい、そんな顔するなって。別にそれはそれでいい思い出だしな。
今は…ああ、そうだ。あれは好きだぞ。ほら、以前ルリアが持ってきてくれたクッキー…」
ルリア&
 リクシュ
「えっ!?(絶句)」
テキス 「なんだなんだ? 何を持っていったんだ?」
クイント 「なんでも特製だとか言って、不思議な味のものを持ってきてくれたんです」
ルリア 「(恐る恐る)あれが…おいしかったの?」
クイント 「ああ」
ハートレイ 「あれ? なんです、ルリア」
ルリア 「兄様専用クッキー」
スエレナ 「え?(絶句)」
ルリア 「あれ。兄さましか食べられないクッキー」
ハートレイ 「なんだか失礼なものいいですね…」
リクシュ 「あれが…おいしかったの…ってことは…クイントって…」
ルリア 「(指をさし)ずばり、辛党よ、あなたはっ!」
クイント 「え?」
ルリア 「だって、あのクッキー、めちゃくちゃ辛党の兄さまのためにスエレナが焼いたものよ。ふつーの人間には食べられないわっ!!」
テキス 「ってか、なんでそんなもんを持っていくのかね…」
ルリア 「しかたないじゃない、作りすぎちゃったんだもの」
スエレナ 「でも、持っていっても食べられる人なんて…」
ルリア 「(けろり)だって、おもしろいじゃない」
ハートレイ 「この子は…また…(頭を抱える)」
リクシュ

「おかげで、ひどい目にあいました…」

テキス 「――そんなにひどい味なのか?」
スエレナ 「失礼なこと言わないでください。激辛なだけです」
ハートレイ

「おいしいですよ」

 

 

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