| クイント |
「……(もらったチョコを裏返したり表を見たりと、ハートレイのと見比べている)」 |
| ルリア |
「クイント?」 |
| クイント |
「――同じものに見える……」 |
| ルリア |
「むっかーっ、違うのっ、こめた想いが違うのよっ!!」 |
| クイント |
「ほーお……」 |
| リクシュ |
「しくしく……僕のためにこめられた想いはないの??」 |
| ルリア |
「あら、リクシュ、今までどこにいたのよ。」 |
| リクシュ |
「だって、こんなところに集まっているなんて知らなかったんだもん。」 |
| ルリア |
「だって、知らせられないんだもの、仕方ないでしょ。今、小説中ではリクシュいないんだもの。」 |
| リクシュ |
「うっ……あ、あれはあれ、これはこれ……」 |
| テキス |
「リクシュッ」 |
| リクシュ |
「(がしりと肩をたたかれ)は、ハイ?」 |
| テキス |
「同志よっ。」 |
| スエレナ |
「(パコッとテキスの頭をたたく)バカなこと言っているんじゃないの。
あなたと違って、リクシュは純粋なんですよ?」 |
| テキス |
「ひでえいいようだ……」 |
| ルリア |
「はいはい、もういいよ。あげる(テキスとリクシュにチョコをそれぞれあげる)」 |
| リクシュ |
「わあっ、ありがとーっ!!」 |
| テキス |
「お、すまねーな(少し照れている)」 |
| ハートレイ |
「あけてもいいですか?」 |
| スエレナ |
「どうぞ。」 |
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(いっせいにごそごそとあける。) |
| クイント |
「――……」 |
| ルリア |
「??」 |
| ハートレイ |
「えーと、これは、どう判断すべきなんでしょうかね。」 |
| テキス |
「ほお〜これが王女とスエレナの俺を想う心、ね。」 |
| リクシュ |
「ルリア〜」 |
| スエレナ |
「何か不都合でもありました?」 |
| テキス |
「大アリ、だな。ま、俺はこれでも構わねーけど。」 |
| ハートレイ |
「(にっこり笑って)そうですね、お二人の気持ち、ありがたく頂戴いたします」 |
| クイント |
「それにしても、これは、なあ……(リクシュをちらりと見る)」 |
| リクシュ |
「何もここまで大きく書かなくてもいいのに〜」 |
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(リクシュが差し出すチョコには大きな文字で「義理」の二文字。) |
| ルリア |
「んー、なんかへん?」 |
| スエレナ |
「私たちは、管理人に言われたとおりに作っただけですけれど」 |
| テキス |
「ほーお……管理人の国ではこういうのがしきたりとしてあるのか。珍妙だな、こりゃ」 |
| ハートレイ |
「異国のことですからね。私たちには計り知れないことが多々あるんですね(しきりに感心している)」 |
| クイント |
「何のためにこんなことやるんだろうな」 |
| リクシュ |
「本当だねえ」 |
| ルリア |
「あ、でね、でね、3月14日なんだけど」 |
| ハートレイ |
「まだ何かあるんですか?」 |
| ルリア |
「今度はね、男性から女性に贈り物をする日なんだって。
今日のチョコのお礼をね、するんだって」 |
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