年齢は15。 「迷い人の村」に住んでいるが、じつはこの村出身ではない。 幼い頃、山で迷っているところを村長に拾われ、そのまま育てられる。 気が強く、曲がったことがきらい。何ごともしっかりとけじめをつけたがる。 また、なぜか言葉遣いが少々変わっているが、本人にその自覚はなし。 ※「森人の詩」はラストから考えて、座談会形式はふさわしくないと考え、「ひとり語り」にしています…。
おまえに出会ったのはいつだったか。 今思い返せば、まったく間の抜けた出会いだったな。 おまえの声に驚いて、足を滑らせてしまったんだもの。 けれど、あのことがなかったら、わたしたちはきっと一生出会うことなんてなかったんだろうな。
おまえは笑うかもしれないけれど。 だけど、わたしはおまえに出会えて、本当にうれしく思っている。 だからこそ、わたしはおまえに笑っていてもらいたい。 おまえに幸せになってもらいたい。
――だから…だから……。
もう…いいだろう? ひとりで苦しむのは――…。