| ◆その2 |
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なぜ村に住まない?
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| ルリア |
「次はね…これっ。『どうして村に住まないのか?』」 |
| リクシュ |
「どうして、って言われてもね」 |
| ルリア |
「毎日村に来るなら、最初っから村に住めばいいのに」 |
| リクシュ |
「僕もそう思うんだけどね」 |
| ルリア |
「クイントより遠いんじゃない? 村に」 |
| リクシュ |
「そうだねえ…ちょっと遠いかな。僕のほうが」 |
| ルリア |
「どうしてそんな面倒なことしたの?」 |
| リクシュ |
「僕もね、色々とバレると後々面倒な秘密ってのがあるんだよ」 |
| ルリア |
「そうなの? でも長老は知っているんでしょ?」 |
| リクシュ |
「(しばし考えて)そう言えばそうか」 |
| ルリア |
「リクシュ……実は何も考えてなかったんじゃないの?」 |
| リクシュ |
「分かる?」 |
| ルリア |
「――ホント?」 |
| リクシュ |
「え……何が?」 |
| ルリア |
「いや、だからね……。もう、いいわ…」 |
| リクシュ |
「そう? でもね、あの場所、結構いい場所だとは思うんだけどな」 |
| ルリア |
「どういう意味で?」 |
| リクシュ |
「どういう意味、ってどういうこと?」 |
| ルリア |
「だって、クイントの小屋ならね、村から大して離れていないでしょう? せいぜい5,6分でしょ? それに道だって人が通るには問題ないくらいの道がちゃんとあるし。水場は近くだし」
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| リクシュ |
「僕の所だって、村から離れている、って言ったって…」 |
| ルリア |
「徒歩15分。道は獣道。水場はまあ、近いけど」 |
| リクシュ |
「――…」 |
| ルリア |
「不便よねえ……行くの大変だもの」 |
| リクシュ |
「そう…かなあ」 |
| ルリア |
「少なくとも私は不便だわっ!」 |
| リクシュ |
「そんなこと言ったって、めったに来ないじゃない」 |
| ルリア |
「それはそうだけど」 |
| リクシュ |
「僕だって、そんなところに住んでいるなんて……」 |
| ルリア |
「何?」 |
| リクシュ |
「今初めて知ったんだもん……」 |