| ◆その2 |
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見ていて面白いもの |
| リクシュ |
「クイントは、トルキア出身なんだよね?」 |
| クイント |
「ああ。まあな」 |
| リクシュ |
「どんな国だったの? ――聞いてもいいよね…?」 |
| クイント |
「別に気にする事ないと思うが」 |
| リクシュ |
「じゃあ、どんなところだった?」 |
| クイント |
「オレが言う必要もないほど、おまえのほうが知っているんじゃないのか?」 |
| リクシュ |
「そうでもないと思うけど。ぼくはそんなに詳しく全てを知っているわけじゃないもの」 |
| クイント |
「そうなのか? オレはてっきり…」 |
| リクシュ |
「てっきり?] |
| クイント |
「いや、なんでもない」 |
| リクシュ |
「そう? で?」 |
| クイント |
「別にとりたてて言うほど変わった国じゃないぞ。期待させて悪いが」 |
| リクシュ |
「でも、リクウェアとはずいぶん違うんでしょ?」 |
| クイント |
「あのな…(こいつわざと言っているのか?)オレの国が変わっているんじゃなくて、このリクウェアが変わっているんだ」 |
| リクシュ |
「やっぱりそうかあ」 |
| クイント |
「特殊な地理、特殊な文明ってことだろ?」 |
| リクシュ |
「そう言われれば、そうかもねえ…」 |
| クイント |
「見ていて面白いものも多いしな」 |
| リクシュ |
「へえ…たとえば?」 |
| クイント |
「そうだな……ああ、あれだ(木箱を指差す)」 |
| リクシュ |
「あんなのが面白いの? あれ、ただの郵便受けだよ?」 |
| クイント |
「オレの国にはなかったからな」 |
| リクシュ |
「え? じゃあ、手紙とかどうするの?」 |
| クイント |
「いや、言い方が悪かったな…。手紙はある。だけど、それを運ぶのは郵便屋じゃない、ってことだ」 |
| リクシュ |
「じゃあ、誰が運ぶの?」 |
| クイント |
「そういうことを頼まれたヤツだ。その場その場で人に頼んで持って行くしかない」 |
| リクシュ |
「め、面倒だねえ…」 |
| クイント |
「郵便屋なんかいても、戦の中じゃどうしようもないからな」 |
| リクシュ |
「あ、そうか……そうだよねえ…(しょぼん…)」 |
| クイント |
「お前が気にすることなんてない」 |
| リクシュ |
「ありがとう」 |
| クイント |
「いや、別に礼を言われるほどのことでもないと思うが。それに、お前たちには、いつも面白いものを見せてもらっているしな…」
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| リクシュ |
「え?」 |
| クイント |
「お前たちを見ているのが一番面白い」 |