蒼穹への扉
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ハートレイ

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ハートレイ ハートレイ

ルリアの兄。17歳。
ぽや〜としたおっとり兄ちゃん。だが、実は剣の腕は国内でも5本の指に入るらしい。本の虫で、部屋の中は本であふれかえっている。
非常に妹思いで、ルリアを可愛がっている。
普段は穏やかでめったに怒ることもない。その分、この方がキレるとかなり怖いらしい。でも、ハートレイがキレたところを見たことがあるのは、テキスのみ。どーしてキレたかは謎。
妹ルリアに似ていて、非常に強情な部分もある。にっこり笑いながらも、「何を考えているのかわかない」と親友テキスによく言われる。
文武両道な人間だが、苦手なことが1つだけある。それが何かは、内緒です(笑)。本人も、バレぬよう、かなり気を使っているもよう。


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◆座談会
 
 謎――この二人は何について話しているでしょう?
ルリア 「はーい、はーい! またしても私の登場でーす!」
ハートレイ 「おやおや……リクシュはどうしたのです?」
ルリア 「――兄様(あにさま)……リクシュの方がよかったっていうの?」
ハートレイ 「誰もそんなことは言っていませんよ。それより、いいんですか?」
ルリア 「何が?」
ハートレイ 「何が、ってことはないでしょう? あなたは何のためにここにいるんです(苦笑)」
ルリア 「あー、あれねー…兄様、やりたいの?」
ハートレイ 「――どちらとも言えませんね……内容によりますけど。でも、やらなかったら、この先どうなるかわからないですから…」
ルリア 「兄様も怖いんだ……」
ハートレイ 「まあ、それなりには。なんせ、彼女が怒ったら最期ですから。ただでさえ私たちはあなたほど出番が多いわけではありませんからね」
ルリア 「じゃ、やるけど――ちゃんと答えてね」
ハートレイ 「――内容によります。お手柔らかにお願いしますよ、ルリア」
ルリア 「じゃあ、いきまーす! ジャジャンッ(とA4の紙を取り出す)!」
ハートレイ 「――げほげほっ(咳き込む)」
ルリア 「答えてくれるわよね?」
ハートレイ 「(努めて冷静に)これ、ルリアが考えたんでしょう?」
ルリア 「わかる?」
ハートレイ 「だって、このことを知っているのは、あなたと作者だけですから」
ルリア 「じゃあ、なんで作者じゃなくて私なの? こんなこと訊くの作者くらいじゃない?」
ハートレイ 「それはありえませんね」
ルリア 「(即答えたわね……)どうして?」
ハートレイ 「作者にそんな度胸はありません(きっぱり)」
ルリア 「強気ね……さっきと言っていること違うじゃない。あ、もしかして兄様(あにさま)、作者の弱みでも握っているの? もしそうなら教えて、ね、私も知りたい〜」
ハートレイ 「弱み? そんなの山ほどあるでしょう。敢えて私が言うまでもありませんよ。それに、自分で見つけたほうがいいと思いますけどね(にっこり)」
ルリア 「ズルイ……」
ハートレイ 「何か言いましたか?」
ルリア 「もういいっ、次いく、次っ!」
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◆その2
 
 何があった??
ルリア 「じゃあ、この質問にはちゃんと答えてね」
ハートレイ 「さっきの質問も別に答えても構わないんですけどね……」
ルリア 「(ちらりと兄の顔を見る)――いい…遠慮しておくわ」
ハートレイ 「そうですか、残念ですね」
ルリア 「で…って、『どうしてそんな言葉遣いなのですか?』。『そんな』ってどういう意味よ!」
ハートレイ 「ルリアが怒っても仕方ないと思いますけど(苦笑)」
ルリア 「しかも、その後に書いてあるこれは何!? 『妹のルリアは王女なのにそんなに丁寧な言葉は使っていないのに』って!! 失礼しちゃうわ〜」
ハートレイ 「まあまあ、そんなに怒るとあなたの魅力も半減してしまいますよ? まあ、ルリアの場合怒っているのも魅力の1つなんでしょうけど」
ルリア 「兄様……自分で言っていて……」
ハートレイ 「どうしたんですか?」
ルリア 「いや、いい……やめておくわ」
ハートレイ 「そうですか? ああ、では質問があったんでしたっけ。えーと…そんなに私の言葉遣い、へんですかね」
ルリア 「別にへんじゃないとは思うけど。でも、私はいつも兄様の言葉遣い聞いているから、慣れちゃっただけなのかなあ。兄様、誰かに言葉使いの事で言われた事ある?」
ハートレイ 「(ふと考えこむ)――ああ……1度あったかもしれませんね」
ルリア 「何て言われたの?」
ハートレイ 「『あんな言葉遣いするヤツがまさかこの国の王子だなんて思わなかったぜ。こりゃあ、参ったな』って言われましたかね」
ルリア 「誰!? そんなこと言った怖いもの知らず、じゃない、無礼者はっ!」
ハートレイ 「ルリア……前の言葉は聞かなかったことにしてあげましょう(にっこり)」
ルリア 「うっ……で、誰なの?」
ハートレイ 「そんなこと私に言う人といったら、一人しかいないでしょう?」
ルリア 「――確かに」
ハートレイ 「彼以外はいませんからね……そこまできっぱりと言う人間は」
ルリア 「(テキス…兄様、根に持っているわよ……)でもなんでそんなこと言われたの? 別に兄様のような言葉遣いしている人が王子だってわかっても、違和感なんてないと思うけど」
ハートレイ 「この言葉遣いをしていたら、の話でしょう?」
ルリア 「ってことは、違ったの!?」
ハートレイ 「まあ、そういうことです」
ルリア 「えっ、うそっ!? だって、私、兄様がそういう言葉遣い以外の言葉遣いをしているのって、聞いたことないわよ」
ハートレイ 「私もあんな言葉遣いをしたのは、あれが初めてでして。で、現在に至るまであの時一度きりですから」
ルリア 「――何があったの?」
ハートレイ 「ああ、なんだか時間が来てしまったようですよ? 残念残念(と言って去っていく)」
ルリア 「あ、待ってっ! 教えてよ、兄様〜」
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