| ◆その2 |
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何があった?? |
| ルリア |
「じゃあ、この質問にはちゃんと答えてね」 |
| ハートレイ |
「さっきの質問も別に答えても構わないんですけどね……」 |
| ルリア |
「(ちらりと兄の顔を見る)――いい…遠慮しておくわ」 |
| ハートレイ |
「そうですか、残念ですね」 |
| ルリア |
「で…って、『どうしてそんな言葉遣いなのですか?』。『そんな』ってどういう意味よ!」 |
| ハートレイ |
「ルリアが怒っても仕方ないと思いますけど(苦笑)」 |
| ルリア |
「しかも、その後に書いてあるこれは何!? 『妹のルリアは王女なのにそんなに丁寧な言葉は使っていないのに』って!! 失礼しちゃうわ〜」
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| ハートレイ |
「まあまあ、そんなに怒るとあなたの魅力も半減してしまいますよ? まあ、ルリアの場合怒っているのも魅力の1つなんでしょうけど」
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| ルリア |
「兄様……自分で言っていて……」 |
| ハートレイ |
「どうしたんですか?」 |
| ルリア |
「いや、いい……やめておくわ」 |
| ハートレイ |
「そうですか? ああ、では質問があったんでしたっけ。えーと…そんなに私の言葉遣い、へんですかね」 |
| ルリア |
「別にへんじゃないとは思うけど。でも、私はいつも兄様の言葉遣い聞いているから、慣れちゃっただけなのかなあ。兄様、誰かに言葉使いの事で言われた事ある?」
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| ハートレイ |
「(ふと考えこむ)――ああ……1度あったかもしれませんね」 |
| ルリア |
「何て言われたの?」 |
| ハートレイ |
「『あんな言葉遣いするヤツがまさかこの国の王子だなんて思わなかったぜ。こりゃあ、参ったな』って言われましたかね」 |
| ルリア |
「誰!? そんなこと言った怖いもの知らず、じゃない、無礼者はっ!」 |
| ハートレイ |
「ルリア……前の言葉は聞かなかったことにしてあげましょう(にっこり)」 |
| ルリア |
「うっ……で、誰なの?」 |
| ハートレイ |
「そんなこと私に言う人といったら、一人しかいないでしょう?」 |
| ルリア |
「――確かに」 |
| ハートレイ |
「彼以外はいませんからね……そこまできっぱりと言う人間は」 |
| ルリア |
「(テキス…兄様、根に持っているわよ……)でもなんでそんなこと言われたの? 別に兄様のような言葉遣いしている人が王子だってわかっても、違和感なんてないと思うけど」 |
| ハートレイ |
「この言葉遣いをしていたら、の話でしょう?」 |
| ルリア |
「ってことは、違ったの!?」 |
| ハートレイ |
「まあ、そういうことです」 |
| ルリア |
「えっ、うそっ!? だって、私、兄様がそういう言葉遣い以外の言葉遣いをしているのって、聞いたことないわよ」 |
| ハートレイ |
「私もあんな言葉遣いをしたのは、あれが初めてでして。で、現在に至るまであの時一度きりですから」 |
| ルリア |
「――何があったの?」 |
| ハートレイ |
「ああ、なんだか時間が来てしまったようですよ? 残念残念(と言って去っていく)」 |
| ルリア |
「あ、待ってっ! 教えてよ、兄様〜」 |