遙か縁の土地めぐり



長崎奉行所跡

長崎歴史文化博物館というのが,長崎奉行所があった場所付近にございまして。
面白そうだから行ってみました。
博物館はそれなりに広くて見ごたえがあります。
面白かったのが,龍馬が上野写真局で写真を撮ったときと同じような状況で写真みたいなものを撮影できるんですよね。
本当にちょっと長めにポーズをとらされて。しかも,隣に龍馬がいるんですよ(笑)
で,セピア色っぽい写真の画像が映し出されるんです。確か1分間。
それをカメラとかで撮影できます\(^o^)/
そして,土日祝日だけだった気がしますが,博物館の一角に奉行所を再現した場所がありまして,そちらでお芝居が上演されます。
私たちが行ったときはお客さんが少なかったこともあり,少人数で和気藹々な感じでした。
何が,ってお客さん参加型なんですよ,そのお芝居。
行われるのはこのお白洲。

時間がくると役者さんが出てきて,一通り説明されます。演じられるのは,実際に昔,この奉行所で裁かれた案件。そういった文書が残っているそうです。
私たちが見た回は唐人屋敷に絡む案件でした。
唐人屋敷というのは中国の方が住んでいた場所。江戸時代と言えば,自由に外国と貿易はできませんでした。長崎には出島がありましたよね。
だから,外国の方が多数住んでいたんでしょうけれど,その1つが唐人屋敷。でも,話からするに自由に出入りはできなかったみたい。
そこに目をつけた日本人がいました。
こっそり唐人(中国人)とやりとりして一儲けしようとしたわけ。
しかもやったことがまるでマンガみたい。穴掘って唐人屋敷まで入り込んだようですよ(笑)
で,見つかって裁かれた,と。
刑とか聞くと結構厳しい(さらし首とかだったから)けれど,それをコミカルに演じていらっしゃって,始終笑いが絶えませんでした。

お客さんがやることは,2つ。
1つは,お代官様が出てきたら「ははーっ!」って頭を下げること(笑)
もう1つは最後にお代官様が
「これにて」
といったら
「一件落着」
ということ。
特に2つ目は声が小さかったら何度でもやらせると言われました(笑)
でもお客さんは私と友人以外に,2組くらいしかいなくて。しかも,お芝居に見入っていたから,2つ目は危うく忘れるところでした。
お芝居が終わった後は,お代官様などと写真撮影タイムもあって,いやー,面白かった!!
上演される回数は少ないので,あわせるのが大変かもしれませんが,予め時間を調べていくといいかもしれません。

作品とのかかわり

作品中には出てきません

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