遙か縁の土地めぐり



門司城跡

門司側の関門トンネル近くにあるのが和布刈神社。ちなみに「めかり」と読みます。
九州の最北端にある神社なんだそうで。
壇ノ浦合戦の前夜,平家はここで祝詞とお神酒で戦勝を祈願したのだとか。
神社に到着するずいぶん手前にこのような鳥居が出現…。
もちろん,中に入らない手はない。

伝承が真実であるならば,平家のみなさまは,前夜はこのあたりにいたということなんでしょうか。
そんなことを考えながら,お参り。

境内には私しかいませんでした。
静まりかえった境内には,神社の人すらいない…。
海から波音だけが聞こえてきます。
海,といえば,本当に目の前が海。
というか…これは……。

海の中から階段が。海の中に灯篭みたいなものが。
どうやらこれらの海中灯篭は,江戸時代に航海の安全を願って作られたもののようです。
それだけこの関門海峡が航路として重要だった,ということですよね。

境内には高浜虚子の句が刻まれた石碑もありました。
ここを訪れた虚子が詠んだものなんだそうです。

夏潮の 今退く平家 亡ぶ時も

作品とのかかわり

作品中には出てきません

TOPへ