遙か縁の土地めぐり



西楽寺

彦島にある西楽寺。
平家縁のお寺なんだそうです。なんでも,源平合戦の後,平家一門の霊を祀ったのだとか。

中ひっそりとしたお寺で,人影はありません。
残念なことに本尊も拝むことはできませんが,ここの本尊の阿弥陀如来像は重盛の守り本尊だったそうです。
もともとは天武天皇に命じられて,仏師が作った品なんだそうです。つまり,作られたのは7世紀くらいかな。
その後,東大寺に安置されていたようですが,平家が政をするようになった折,清盛の専横に心を痛めた重盛が,平家一門の菩提のために,真の阿弥陀如来を拝したいと祈願したところ,この東大寺の阿弥陀如来のことを告げられ,譲り受けました。
その後,重盛はこの阿弥陀如来像をもって,この彦島へと渡り,阿弥陀如来像を安置して,自分は九州にわたって,九州で亡くなったそうです。

ちなみに,このお寺の名前は,「西の極楽」と彦島が言われたことから,その名をとってお寺の名前としたそうな。

彦島にはこのほかにも清盛塚というのがあり,平家軍が最後にとりでを作っていたといわれる場所があります。
時間の関係上いけませんでしたが…。

ちなみに,このお寺は「彦島」にあります。
そして,この彦島の近くに,「舟島」という島もあります。「巌流島」というほうがわかりやすいですね。
武蔵と小次郎の決闘が行われた場所です。 

作品とのかかわり

作品中には出てきません

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