遙か縁の土地めぐり



嚴島神社

広島のほうで似たような名前の神社を聞いたことがありますねえ(笑)。
ええ,そしてもちろんのことながら,宮島の厳島神社とはかかわりがあるようです。
なんでも平家の方々は宮島の厳島神社の分霊を守護神として、戦の中、安徳天皇が乗っている御座船に祀っていました。
が、壇ノ浦合戦の後に放棄されてしまっていたところ、なにやらご神託があったんだとか。
「我はどこどこにいるから、祀れ~」(意訳しすぎ)というような感じで。で、その場所に行ってみると、あら不思議。御神霊が漂着したらしく、そこで社殿を造って祀ったといわれています。

1度目に訪れたときには、神社の社殿へと続く階段には「平家」の旗がはためいておりました。大歳神社と逆ですね。
残念ながら2回目に訪れたときにはなくなっていました(笑)

境内にはあまりそういったことを感じさせる史跡の類は見当たりません。
ですが,思いがけず,幕末の遺物は見ることができます。
そもそも,幕末,高杉晋作がこの神社で奇兵隊の結成と必勝祈願を行ったそうです。
で,その後,もともとは小倉藩で作られたものだった大太鼓を,幕府軍に勝利した奇兵隊が戦利品として持ち帰ってきちゃったんだそうです。
そして,戦に勝ったことへのお礼として,晋作がこの神社に奉納したのだとか。

なお,平成になってから残念ながら火事にあったため,昔ながらのものはほとんど残っていません。
社殿も再建したものだそうです。

ちなみに,社務所で「晋作勝守」なるものがあったので買っちゃいました。
歴史上の人物名がついたお守りって初めてかも。

それからこれも。
太鼓の由緒書き(笑)

作品とのかかわり

作品中には出てきません

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