遙か縁の土地めぐり



天長祭

3回目に宮島を訪れたときのことだったかと思います。
ちょうど年末…というか世の中はクリスマスシーズン(笑)
事前にあまり何があるかなど調べずに突撃したのですが,ちょうど厳島神社で「天長祭」なるものをやると知りました。

どうやら舞楽の奉納があるみたいで。

――なんですと!?

あの,舞台で舞われるのですか?

――なんですと!?

陵王も舞われるのですか!?(←舞一夜で出てきた舞いね)

これは行かねばなりません!!

時間は朝9時から。
何時からいったらいいかわからないので,8時半くらいには行ってみました。
――すでに遅く,用意された椅子には座れませんでした(笑)
けれど,逆に椅子のすぐ後ろをゲットできたので,舞台がめっちゃよく見えます。

これは始まる前の舞台♪
まだ何もありません(笑)


これは振鉾…といったかな?
舞楽がの最初に舞われるもので,舞台を清める意味合いがあるそうです。

そしてこれが陵王。
眉目秀麗な名将だった蘭陵王がその素顔を仮面に隠して戦に臨み,見事勝ったため,それを称えて作られたと言われています。
季史さんが舞った舞のモデルとなったものですよね。

これは萬歳楽。
鳳凰が飛来して萬歳と言ったので,その声を楽に,姿を舞いにしたのだそうで。
つまりはめでたい舞いということ。

これは延喜楽。
醍醐天皇のときに作られた曲だそうです。年号の「延喜」を曲名にしたのだとか。

こちらは納曽利。
陵王の答舞。雌雄の龍が天に昇る姿を現しているのだとか。

いや~よかったー。
時間の関係で全部を見られたわけではないのですが,陵王の舞はしっかり見られました。

舞台で舞われる舞い。
後ろには大きなあの鳥居。
なんとも雅なひとときです。

せっかく訪れるなら,こうして舞楽を見られる機会に合わせるのもいいですよね。

作品とのかかわり

作品には出てきません

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