遙か縁の土地めぐり



大願寺

厳島神社の隣にあるのが大願寺。
真言宗のお寺です。
いつ開かれたのか,とかは不明なようで,ただ,鎌倉時代に再興された,という記録はあるようで。
――「再興」が鎌倉ってことは,ずいぶんと古いお寺ってことになりますねえ。

厳島神社のお隣ですから,当然のことながら,厳島神社とのつながりも深いようです。
昔は参拝者がこのお寺の裏にあったお風呂で身を清めてから厳島神社に参拝していたとか。

お寺の中には,重盛公御手植えの松とか,伊藤博文に縁のある松などもあります。
なんとも言えないほどすごい松です(笑)
こちらの写真は伊藤博文に関係した松になります。


大願寺の九本松

この松は口頭伝承によると,伊藤博文公が明治時代に頻繁に来島され,その際に植えたと伝えられています。

それから,なんといってもコレ!

江戸時代末期の1866年。大政奉還の前の年。
第二次長州戦争の際,幕府方の勝海舟と長州藩の桂小五郎らがここの書院で講和階段をしたそうです♪

境内には観光地で見かけるコレもいらっしゃいました(笑)
清盛殿でございます。

大願寺の狛ちゃんたちはこんな感じでした。

ちなみに,このお寺,昔は塀で囲まれていて伽藍などもあったようですが,今はそういうものもなく厳島神社からそのまますぐ行くことができます。

作品とのかかわり

作品には出てきません

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