遙か縁の土地めぐり



中辺路

熊野って何度か行ってはいるんですが,なかなかがっつり熊野古道を歩くことってしません。
いや,那智大社とか行けば,ところどころ熊野古道はありますからそれなりに雰囲気を楽しむことはできるんですけれどね。
やっぱり,一度は中辺路を歩いてみたい。
でも何の知識もないまま歩くのもどうなんだろう,ってことで,会社の人たちと行った時,ツアーを申し込んでみたんです。
宿まで迎えが来てくれて,発心門王子まで車で連れて行ってくれて,そこをスタート地点として本宮大社まで歩くというツアー(笑)。
そんなに大変なコースではなく,軽装で参加することができます。

朝早く,集合時点の発心門王子へ。
正常な空気があたりを包んでいます。
さあ,いざゆかん!本宮大社!――今,通ってきたけれど(笑)

歩く道は山の中もあるんですが,平坦な道も結構多いです。
のどかな田園風景の中,ガイドさんのお話を聞きながら歩きます。

熊野古道のあちらこちらに,こんな感じでいらしゃいます。

かと思ったら,田畑の中にはこんなお茶目なお人形…。かかし,かな?

熊野の山々も。
こう見ると,結構高い位置にいることがわかりますね。

途中で九鬼ヶ口関所のあとがありました。
ここで通行税とか払っていたんでしょうね。

ガイドさんがおっしゃっていたんですが,熊野古道の横幅は「輿」を横にして担げるサイズなんだそうです。
山道のようなところでは,道と平行(つまり進行方向向かって縦)に輿を担ぐと,坂道で斜めになってしまい,輿にのっているオエライさんの乗り心地がよくなくなってしまうので,横にして担ぐ必要があったのだとか。

それから,熊野古道に敷かれている石,あれは昔の人が一気に工事で,というわけではなく,旅人が1つ1つ置いていったものが積み重なってできたんだそうです。
次の人のことを考えて脇から1つ,さらに1つ,というような感じで。
ガイドさんと一緒だと,知らないことをその場でいろいろお話してくれるので楽しいですね。

本宮大社のすぐ近く。
ここから本宮大社のほうを見ると,大斎原の大鳥居が見えます。
熊野は世界遺産に登録されていますけれど,実はこの大鳥居は世界遺産登録の際に,対象から外されたのだとか。
ガイドさん曰く,「そんな昔にこの鳥居はなかった!」ってことで,要するにこの鳥居はまだできてから新しいんですよね(;^_^A
なので,大斎原は世界遺産なんですが,この鳥居は外されてしまった,と。

このツアー,昼食付でした。
本宮についたら,名物の「めはり寿司」を食べました。
目をはるくらい,口を開けて食べることからついた名前らしいですよー。

作品とのかかわり

明言はされていませんが,マップなどを見る限り歩いているはず(笑)

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