遙か縁の土地めぐり



補陀落山寺

勝浦から那智大社に行く途中にある補陀落山寺。
世界遺産に登録されているお寺なんですが,みなさん,通り過ぎてしまうそうで(ご住職談)。
こちらのお寺,補陀落渡海の出発点として知られています。
補陀落渡海とは,平安~江戸時代にかけて,船に乗って南にあるという補陀落浄土を目指していくこと。
「遙か3」で直接出てきたわけではありませんが,ヒノエくんのセリフにもありましたよね,確か。

お寺の境内にある石碑を見ると,今まで補陀落渡海した人たちの名前が記されていました。
結構な人が旅立って行ったんですね。
で。私がこのお寺に来た理由は,源平史跡だからですよ?(笑)

はっはっは!ご覧の通り。見つけた,見つけた~。
維盛も実は補陀落渡海の言い伝えが残っています。
というか,維盛は案外あちこちに言い伝えを残していますね。

境内には補陀落渡海に使われたという船が復元されて展示されています。
思いの外小さいんです。
でも,勝浦から船に乗っていったら,南というより,黒潮に乗って北上しそうな予感。

お寺のご本尊は秘仏でして,ご開帳の時期が決まっています。
が。
が。
私たちが訪れたときはご開帳の時期とは異なっていたのですが,ほかに誰もいなかったんですよねー。私と友人以外。
で,ご住職が色々お話を聞かせてくれたんです。
仏像は,下から人が見ることを考慮して視線とか考えて作っているから,決して上から見下ろしてはいけない,とか。
さらにご本尊のポストカードも下さって。
そんな感じでお話をしていたら,ちょうど団体さんがこの後くる,と。
そういったときにはご本尊を見せていただけるそうでして。
料金はいらないから見ていったら?と言ってくださって,しっかりとご本尊にお会いしてきましたー!
その後,家族と行ったこともあるんですが,そのときは見られなかったので,やっぱり運がよかったんだろうなー。

作品とのかかわり

作品には出てきません

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