遙か縁の土地めぐり



笠間神社

なんでも,義仲が平家の軍勢を追ってこの地に来た時,川が洪水のため渡ることができなかったのですが,この神社で祈願したところ,川の水が引いたのそうです。
で,義仲は兜と喜悦書を奉じた,と。
この神社,ちょっと鳥居が変わっています。

鳥居の近くには下り藤の鞍をつけた神馬。

そして中に入るとこんなものが。

義仲に付近の民たちが煎粉を提供し,それで義仲は空腹を満たそうとし,さらに水を得るために弓でこの地を掘ったら水が湧き出た,と。
「義仲弓堀の井」と言われています。
さらに,境内には「義仲弓かけ桜」もあったそうですが枯死しており,現在ある桜はおそらくその子孫なのかな,と。石碑に「義仲弓掛桜代々」とありましたから。

さらに境内にはちょっと変わったものが。
それがこの鳥居。
足しか残っていないんですよ。

昔ある人が力持ちになりたいと祈願し,百人力を得たのですが,帰ろうとすると足が地にめり込んで歩けなくなり,神様に再度祈願すると「敵一倍」の力を与えられたそうです。(いったいどんな力なの…)
んで,そのお礼に石の鳥居を建てようとしたのですが建てられず,ようやく建てられたと思ったら崩れ落ちてしまい,その鳥居がこれ,と。
よって,この神社では石の鳥居は神意に沿わないのだと伝わっているそうです。
なるほど,だから入り口の鳥居は石の鳥居ではなかったのですね(^^;

この神社の狛ちゃんはなんとも背筋がしゃきっと伸びておりました。

こちらまで背筋が伸びる(笑)

作品とのかかわり

作品には出てきません

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