遙か縁の土地めぐり



外交官の家

ニューヨーク総領事などをつとめた外交官内田定槌という人の邸だったそうな。
――日本人のなんだ(笑)
もともとは渋谷にあったのを,移築したみたいですね。
国の重要文化財に指定されており,家具なども当時のものを再現。当時=明治時代です。

私が訪れたのはクリスマスシーズンでしたが,他の西洋館同様にここもきれいにかざりつけされていました。
写真は,小枝で作られたモノなんですが,近くに説明書きもありました。

緑の小枝のマイエ
クリスマスツリの源泉をたどっていくと一本の小さな緑の枝飾りにたどりつく。その名は「マイエ」。マイエとは古代ローマ,生長をつかさどる女神「マイユス」に由来する。5月を意味するメイもこれが語源とされている。
今日ではクリスマスツリーにたくさんの飾りがつけられるが,もともとは一本の緑の小枝しかなかった。マイエが今日のような飾りのつくクリスマスツリーに変わっていくのは1900年頃と云われる。
マイエは当初,冬だけではなく,年間の節目に飾られるもので,新緑(5月のマイエ),冬至(新年のマイエ),結婚式のマイエなど。特に幸先に欠かせないものであった。
ドイツでは棟上げ式にもこのマイエが飾られる。また,最も華やかなのは収穫のマイエでこれが後の木の実やリボンが施され,アドベントリースにも変化していくことになる。
クリスマスを待ちわびるこどもたちの愉しみのひとつ。マイエの前でこんな会話が交わされる。
「ねーマイエをゆすっていい?」
「まだだよ」
「ねー今日はマイエをゆすっていい?」
「いいやまだだ。三賢王の日まではな」
「マイエをゆする」という言葉があり,木をゆすってつけてある木の実やレープクーヘンをおとしていたのだろう。マイエをゆする日は決まっていて,その日を子どもたちは心待ちにしていた。
今日,クリスマスツリーにつるされる装飾の原点はやはり,人の命をつなぐ糧であった。親から子,そして孫へと命をつなぐようにその風習は継がれてきた。

レープクーヘンは,ドイツを中心にヨーロッパで食べられているお菓子のようですね♪

館の中は,それこそクリスマス色であふれていました。
特に食べ物が…!

お菓子のお家まであるんですよー!
すごい…!

夜になれば,庭に設置されたキャンドルに火がともされ,それはそれは幻想的な姿となります。

さらーに!
私が訪れたときに,ちょうど館の前でヴァイオリンの演奏が!!
びっくりー!

作品とのかかわり

王崎と一緒に訪れる

スタンプラリーで律と響也のスタンプが置かれた

菩提樹寮のモデルとなったと言われている

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