遙か縁の土地めぐり



玄性寺

玄性寺というお寺に与一のお墓があるということなので,行ってみました。
いつものことですが,私たち以外,訪れている人はいませーん(笑)
境内に入って,案内に従って歩いていきます。

やがて与一を讃える石碑を発見!

そして入り口。

間口約8メートル,奥行4メートルある石垣の囲いの中に7つ並んでいました。
説明版によりますと,右から5つ目が与一の碑と伝えられており,その隣が,与一の父のものだそうです。
与一の墓は全国にあるかと思いますが,ここにもある,と。
なんでも,江戸時代の那須家当主によって建てられた,那須一族の供養塔なんだそうです。

境内には弓道場もありました。
その名も「与一弓道場」
うまくなりそうな名前だ…!
譲くん好きの友人はずっと「譲くん,譲くん…」と言っていました(笑)

お寺自体は…訪れる人もおらず,お寺の人もいるのかわからず…(^^ゞ
ただ,普通の観光地化されたお寺さんと違って,お家と合体している感があったので,たぶん住んでいらっしゃる方が…いるのかなあ…なんて思ったりもしませんでしたが。

境内は手入れされている感じはあまりしませんでしたけれど,自然がたくさんありまして,お花も咲き乱れていました。
ところどころにあった像がとてもかわいかった♪

また,境内には「餅つき唄」なるものの看板も。
無形民俗文化財 餅つき唄
この餅つき唄は平安時代の末期,治承4年(1180)那須十郎,与一兄弟が源九郎義経の家来となって,平家追討の旅にたつ時,福原の民がその出陣を祝って,激励の力餅を大勢で面白くかわるがわるついて差し上げたのが始めと伝えられている。
毎年9月上旬,福原玄性寺において,那須家の供養に餅つき唄を奉納している。

1.那須与一公は色白で,おとこ美男で旗頭
1.福原の温泉林の八重桜,八重につぼんで九重に咲く
1.九重が十二ひとえに咲くならば,温泉林は花でかがやく
1.友達がたまにきたのになにもない。天上とぶ鳥がんの巻物
1.巻物をといてのばして酒肴。ひとにおあがりの玉酒
1.師ら河の天守やぐらのはねつるべ。こんどよく見なあがりさがりを
1.この餅はいくらついたと聞いたなら,二石三石八おけ八かます
ちなみに,この餅つき唄。
この文章を書くにあたって調べたんですが,5行目の後半が他のサイトの情報だと「ひとつおあがり菊の玉酒」なんですよねー。
玄性寺にあった看板は上記のとおりなので,そのままとしましたが,さて,どっちが正しいのかな?(笑)

作品とのかかわり

作品中には出てきません

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