遙か縁の土地めぐり



栗原寺

金売吉次に案内されて平泉に行ったときと,頼朝に追われたときとの2度立ち寄ったと言われているお寺。
しかし寺の存在を実証する資料がなく「幻の寺」と言われていましたが,昭和に入ってからの発掘調査でこの寺ということが確認されたのだとか。
あまり人が訪れることもないようで,私たちが訪れたときには本堂がすでに閉じられていました。
が,気づいたご住職がカギを開けて中に案内してくださいました。

そのうえ,あれこれとお話を聞かせてくださいまして。ちょうどこの日は,義経の命日ということもあり,法要が行われていたようです。
義経の首は鎌倉に運ばれた後,腐敗が進んでいたため海に打ち捨てられたのですが,海岸に流れ着き,村人が丁寧に弔ったのだとか(それが藤沢の白旗神社)。
一方胴塚は宮城に。そのため,白旗神社の土を胴塚まで運び,それをもって首と胴を一緒にしてあげた,と。また,兜と甲冑もまた義経に見立てて運んだとか,そんな話を聞かせてくれた挙句,写真まで撮らせてくださいました。――本堂内で!!!
通常,本堂内は撮影禁止じゃないですか…なのに!撮らせて!くれたの!!
「いいよ,いいよ,撮って」
って!!!!!

大・興・奮!

兜にクローズアップするとこんな感じ。

なお,ご住職が作った説明書きもいただきました。
あとね…名刺も!(笑)
寺社で名刺をいただいたのは…松尾大社の宝物館以来だなー…。

作品とのかかわり

作品には出てきません。

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