遙か縁の土地めぐり



姥の湯

とにかく最高の宿でした。
これだけは言える。
決して豪華できれいで,という宿ではないです。
でも,源平史跡を巡っている身としては,最高の宿でした。
おもてなしも最高でした。
というか,宿そのものが史跡のようなものなので,もう,なんですかね…たまらん(笑)

どういう宿かというと,頼朝に追われて平泉に逃げ落ちる際のこと。
「この地,もはや藤原秀衡の国なれば泣き玉うともはばかることなしと申しければ,始めて泣き玉う」と町史にあり,この地で温泉の効き目により初めて泣いたとか。
その場所が地理的条件からこの宿だろうと言われているそうです。

この宿は昔ながらの湯治場として知られている温泉宿でした。なので,予約サイトを見ても「温泉『は』いい」と(=施設は古い)。
女将曰く,今でも長期間湯治に来る人がいるとのことで,そのため「自炊部」と「旅館(はたご)部」に分かれています。
女将からは湯治場の歴史についてもいろいろ話を聞かせてもらいました。
昔はお金持ちしか来られなかったこと。料理も自分たちでしていたので,旅館の人はそんな人たちの手伝いをする役目があったことなどなど。

私たちが泊ったのは,旅館部のほう。当然のことながらですけれど。
というか,話を聞くまで自炊部があることすら知らなかった…。
お部屋の中はこんな感じ。

窓を開けると目の前に桜(笑)

お食事はお部屋で。
こんな形のは久々かもー。
なんだか,昔ながらの感じでほっこり。

温泉がメインなので,温泉たんけーん\(^o^)/
温泉もネタがいっぱい(笑)
まずは「義経の風呂」ですよ!大笑い

さらにこちらは亀若の湯でございます。
亀若丸っていいますからね,義経の子どもは。

亀若の湯のところには,こんなものが祀られていました。
友人と二人で,大興奮\(^o^)/
ここが!
亀若の…!!

ちなみに宿には4つの源泉があります。
伝説のものが「亀若の湯」。ちょっとぬるめの湯。
「義経の湯」は無色透明で少々ぴりっとくる肌触り…なんだそうです。
「こけし湯」は白く濁ったお湯。
「啼き子の湯」は露天風呂。
全部種類が違って,しかも全部源泉かけが流し~。
この宿だけらしいですよ?4種類が楽しめるのは。

作品とのかかわり

作品には出てきません。

TOPへ