遙か縁の土地めぐり



えさし藤原の郷

平泉に行くにあたり,絶対に行ってみたいと思った場所が,江刺にある「藤原の郷」でした。
ここは,時代劇のロケなどにも使われる場所で,大河ドラマの撮影も行われたことがあるそうな。
名前からわかるとおり,奥州藤原氏が栄えた時代の建造物が復元(?)されている場所でございます。
ふふふふふふ…
ここならば,無量光院も柳御所もあるのですわーっ!!
金色堂も建てられたときのように,覆い堂がない状態であるのですわーっ!
さあ,いざ行かん!!

私は友人と二人,先に訪れていた会津から江刺へと移動。
が,水沢江刺の駅について絶句。

――何もない(笑)。

仕方がないので,ロッカーに荷物を放り込み,タクシーに乗車。
「藤原の郷へ!」
とあいなりました。
結構お値段はかかります。3000円くらいだったかしら。
バスもあるのですが,本数が少ないので,時間がもったいない。
二人で割り勘だし…仕方がないか,とあきらめてタクシーです。

さて,着いた後は,昼食を済ませて早速なかへ。
チケット売り場で,冊子なんぞも買ってみて,ほくほく。

中に入っていて,一番最初に目に付いたのは牛車。
ををを!(感激)
しかも,自由に乗れるようになっています!

中には,蝋人形を使ってあれこれ説明している場所もありました。
例えば,清衡の父経清の館だと解説というか…蝋人形の独り言(?)が流れているんです。
これがまた…。
真面目なんですが,なんというかー,笑いを誘うんですよね。なぜか。
たぶん,最後のほうに言っている言葉があまりにも人間くさくて(いや,そうなんだけどさ)。
生まれたばかりの息子。これが,大きくなってから立派な館を建てたのはなんとも誇らしいのだとかなんとか。だから,ぜひ見に行ってくれだとかー。
お,親バカ…?
――本当は,次の場所への誘導らしいんですがね。あまりにもあまりな感じだったので,友人とツッコミをいれまくってしまいました。

訪れたときはちょうど大河で義経がやっていた翌年とかだったんですよね,たしか…。そのためか,あちこちに大河の名残が(笑)
実際に撮影もここを使ってやったこともあったそうです。

撮影ができるくらい,建物も本格的だし(当然だ),普通では中に入れないようなところも入れちゃうし,撮影もできます。
簡易の衣装なんかもあって,それを着て撮影までできます。
ツアーでは観光コースに入っていることもあるらしく…でも,だいたい1時間半ちょっとで回って去っていってしまうそうなんですよね。
1時間半じゃ…もったいない!
それくらい楽しめる場所です。
交通の便だけが難儀ですけれど…。
平泉まで行かれる場合は,ぜひともおすすめしたい場所です♪
ただ,休日だとそれなりに人が来て混んでいるのだとか。私たちが訪れたのは平日だったので,がらんがらんでしたけれど。
こんなに本格的な建物なのに!

ちなみに,最初に訪れたときはこんな弁慶さんがいました(笑)
明らかに大河…!

伽羅御所もございまして,中に入ると無量光院まで見えます!
遠近感を利用して,当時,伽羅御所から見たらこんな感じに見えていただろうってことで作られているとか。

さらに,金色堂なんかもあります。
実物よりは…小さい…と思いますし,野ざらしだし…って感じですが(笑)

なお2014年に再訪しましたが,そのとき,展示されているものがだいぶ変わっていました(笑)
弁慶とか義経の蝋人形,あったかな~(笑)
建物も,以前はなかったものが出現していたり。大河などのドラマロケにあわせて変更していっているのかもしれませんね。
ちなみに2014年に行って変わっていたな―と思ったのは,
・鎧体験コーナーが出現(紙でてきたヤツだけど)
・弁慶の道具はその隣に移動
・平安時代の遊びコーナー出現。結構充実。
・平安時代の衣装,ちょっと種類が増えていたかも?小道具も。
という感じかしら?

作品とのかかわり

作品には出てきません

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