遙か縁の土地めぐり



毛越寺

毛越寺と言えば浄土庭園で有名です。 「毛越寺」の「越」って「つう」とは通常,読めませんよね。
いただいたパンフによると,どうやら「もうおつじ」が「もうつじ」となり,さらに「もうつうじ」と変化したもよう…。 どこの時代にこうなったんでしょうねー…。
毛越寺は慈覚大師円仁が開山。奥州藤原氏2代目の藤原基衡,3代目秀衡の時に多くの伽藍が建てられました。ただーし!現存している建物はありません。すべて火災でなくなってしまっています。
本堂は平成元年に建てられたもの。でも,お庭だけは昔のままってわけですね。

私は小学生の頃に家族とここに訪れたことがあり,その後は二度友人と訪れています。
一度目のときは宿院に泊まらせていただきました。今はもう宿院はやっていらっしゃらないんですけれどね。
で,こちらが毛越寺にある通用門。真っ暗になってから到着したので,ここから入りました。

お坊さんが案内してくれたお部屋。入り口はこんな感じ。
鍵もとても簡素なものでした(笑)

部屋から見える景色。
目の前は浄土庭園なんですよねー(笑)
境内の一角に建っていたので。
お部屋のはお布団が3組積まれていました。
あれ?私たち二人組…(笑)
お坊さんが間違ってしまったということで,そのまま置いておいてくれるかな~?これ,お礼!って,義経堂の義経像の絵葉書を下さいました。

お部屋の中は極めて簡素。
必要最低限なものしか置いてありません。
寝るだけだしね!!(笑)

朝7時くらいの境内。
当然のことながら一般の拝観者はいません。
写真に写っているのが本堂。ここで7時から朝のお勤めがあるのです。

中に入れてもらえて,お坊さんが朝のお勤めをしているのを後ろから眺めるという…。
「足を崩してもいいですよ」
という感じだったので,皆さまリラックスした感じでお経を聞いていました。
お勤めが終わった後は,毛越寺についてのあれこれを聞かせてくれた記憶があります。

早朝の庭園は気持ちよいくらい誰もいません!!
うわー,なんか贅沢!

これが毛越寺宿院の朝ごはんでした。
肉類・魚介は一切ありません。精進料理だからね(笑)

そういえば食堂にはお酒の自販機がありまして。
お寺だけどね!!(笑)
お坊さん曰く
「市内よりちょっと安い」
ちなみに自販機の隣には夜食にどうぞってことで,カップラーメンなどが山積みになっていました。
自販機と同じ感じでお金と引き換えにですけれど(笑)

泊まった翌朝,シーツと浴衣は各自で指定された場所まで運びます。
このあたりは宿院っぽいですよね♪
書かれていた仏様に思わずぷっ…。

荷物を預けて人がほぼいない庭園をぐるりと一周。
毛越寺の庭園には遣水が昔の姿のまま発見されたそうで。
どうやら,日本では奈良にある庭園をのぞいてほかにはなく,平安時代のものとしては唯一のものだとか。

一通りお庭を見た後は,宝物館もはいかーん!
多くの寺院では,宝物館って別料金だったりしますが,毛越寺はタダでした。わーい。 毛越寺に関する説明てんこ盛りなのでぜひ!
中には見覚えのある肖像画が。奥州藤原三代のものです。前に来たときは写真に写せる場所にあったので,収納場所を変えたんですね。

宝物館では,係員の人がざっくり説明をしてくださいました。それによると,どうやら,毛越寺が建った頃,このあたりは,ずいぶんとたくさんの寺社があったようです。
毛越寺の敷地もずいぶんと広かったんだそうで。
ま,確かに…今の毛越寺はある意味,こじんまりしていますからね。
きっと中尊寺みたいな感じだったのかな? あそこはものすごい小さなお堂が密集しておりますからね。

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