遙か縁の土地めぐり



金鶏山

義経妻子のお墓のすぐ横が,金鶏山の入口です。 さすがに,時間的な制約もありましたので,のぼりはしませんでしたが。
入り口には小さなお堂がありました。

調べたところ「千手院」というようです。
千手観音,弁財天,愛染明王の像の他に,藤原秀衡の木像,藤原三衡公の位牌が納められているのだとか。
そんなお宝が目の前にあるというのに,お堂の中に入ることはできません(笑)

そして金鶏山。
――ここに雌雄一対の黄金の鶏を,秀衡が埋めたというお話。
あれ,本当でした。
平泉にあった資料にちゃんと書いてありましたよ。その話。
ただし,発掘はされなかったみたいですけどね。 ほかにいろいろと出てきたけれど,残念ながら黄金の鶏さんは出てこなかったんだそうで。
かわりと言っちゃなんですが,甕やツボがたくさん出てきて,経塚山だったことがわかったそうです。

黄金の鶏って誰が流した話なんでしょう?
いつから言われたんでしょう?
――いや,その前に秀衡さんよ,いったいどういう目的で?(笑)
まあ,平泉の財力などの話から,このような伝説が生まれたんでしょうね。
金色堂とか作っちゃうくらいだから,黄金の鶏なんて,簡単に作っちゃうだろう,と。
だから,「金鶏」山なんですねー…。

あああああっ…いつの時代からこの名で呼ばれてんだー,この山はっ!
いろいろ気になってきた…。
しかもこの山は,富士山の形をまねて「作られた」んだそうですよ…言い伝えによると。
秀衡……さすが北方の王者といわれただけありますわ…。スケールが違う。

作品とのかかわり

黄金の鶏が埋まっているという伝説を聞く

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